Let`s Go To Malholand Dr.

ライブあとの脱力な日々。だいぶブログの更新してないことが気掛かりになってきたのでパソコンと対決ね、やっと。

っと思ったら保険会社から電話かかってきた。「先月分の保険料引き落としできませんでした。再度引き落としますので、つきましては、、、。」〜〜〜。なんだ残高不足か?。つまらないことばっかりだ。あまり見たくないテレビだが、つけてみるとやっぱり暗い話題ばかり。政治は何をやってんだかね。もう笑っちゃうくらい馬鹿バカしい。うちのバイト先(中古車屋)でも派遣切りっていうか、勤務日縮小の動きがはじまったようだ。友達になった派遣の青年も、次の仕事を探すって云ってた。俺はテキトウなバイトだからいいさ、って言ってもいられないかも。なかなか慣れてきたとこだし、探してもそんなに気楽でちょうどいい仕事もないしなぁ。パラドックスが忙しければそれが本来の姿なんだけどね。ワークシェアリング、仕方なし、だね。

なんか痛快なことってないかな?

日射しがやや強さを取り戻しつつあるような、青空を見ていたら(@クルマの撮影棟の窓から)、またアメリカを思い出した。マスタングのコンバーチブルのグリーン。ホワイトのカマロ。(たまたまアメ車が入ってきたのだ)
空想は太平洋を超えて、Los Angels (天使の街)へ。

Tom Pettyの歌にでてくるベンチュラ・ブルバード。ブルバードとは「大通り」。ユニバーサル・スタジオの北、ノースハリウッドから西へずうっとゆるく続く「ベンチュラ街道」(川越街道みたいなもんだが)は、ゆっくり流してのドライブにいい。サンタモニカ丘陵の北のバレー(ひろい谷、といっても平野?)の南端に沿って西の、いずれはベンチュラ・シティ(L.A.とサンタ・バーバラとの中間にあるL.A.の衛星都市)まで通じる下道。(平行して101号のフリーウェイもあるからね)ノースハリウッドって、いわいる裏L.A.だ。品のいい住宅地。だってサンタモニカ丘陵の反対の南斜面が有名なビバリーヒルズなんだから。だからアッパーミドルクラスからややハイクラスの町だ。あまり観光客も見ない比較的すいているショッピング・モールが点在するから寄って行くといい。カフェは何処も庶民的な値段。ブルバード沿いにはファミレスも多い。ローカルな店のほうが冒険になる。ハンバーガーはやっぱりL.A.に似合う。たいていでっかくて美味しくて安くてシアワセな気分になる。中古車屋も多い。あの頃の感覚だと、日本よりすごくリーズナブルなプライスが付いていた。ワーゲンのカルマンギアとかアルファロメオのスパイダーとかね。僕らはよく「Michell」ていう文具雑貨屋にかよった。東急ハンズの小型版みたいなの。いろんなものを発見できる。安価だからいっぱい買っちゃって、段ボールで船便で送ったりしたよ郵便局から。とにかくベンチュラ・ブルバードは走って楽しいの。渋滞しないし適度に曲がりくねってて片側2〜3車線あるし。

んで、もうひとつ。マルホランド・ドライブ。こちらは片側1車線のワインディング・ロード。サンタモニカ丘陵の稜線上を西へ行く山道。ベンチュラ・ブルの南に平行。街を見下ろすロケーション。関西だと六甲とか比叡山の有料道路みたいなね。文章だけでわかるかな?つまりサンタモニカ丘陵(けっこう山)が東西にのびてます。南側にハリウッド、ウエスト・ハリウッド、ビバリーシティ、サンタモニカ、マリブ・ビーチと西へ続くわけ。その町並みを見下ろすようにマルホランド・ドライブって山道が延々続くの。(デビッド・リンチ監督の映画見た?主人公ゼダ・ジョーンズが置き去りにされるんだっけか)この道が最高! よく映画やプロモで出てくる、ロスの町を見下ろすプールのある邸宅ってシチュエイション、あれマルホランド沿いのこと。初めて行ってみて夜景の素晴らしさに感動したもの。ドライブも楽しいけどね。ただ、左ハンドル右側通行に慣れていないと、走り屋に煽られるかも。迷わず道をゆずろう、ゴー・アヘッドだ。それにしてもロスはリゾート・シティだなぁ。何にもなかった砂漠を理想の夢の町に作っちゃったんだな。賑やかなハリウッドから10分ちょっと走ればこんな静かな山、しかもお屋敷街。途中南北に突っ切る道がいくつもあるから(ビバリー・グレン・キャニオンを南に下ると、とびっきりのお屋敷が並ぶ。っていうか建物みえない門からどんだけ奥なのかね。ひっそり立派な門だけ並ぶ森。これを下ったとこに有名なホテル・カリフォルニアがある)北のベンチュラ街道と南のサンセット・ブルバードとで組み合わせ自由のお手軽ドライブ・コースになる。小一時間お散歩気分でレッツゴー!ディナーの前か、あとに。 〜夕方は夜景見物のクルマ多し。週末はとくに。
最後にいったとき、マルホランドの東の入り口の手前、ハリウッド・ボウルでは、トム・ペティのライブの垂れ幕が公園中に下がっていた。見れなかったけど。

あ〜あ、また行きたいな。いつ行けるかな?
氏家新聞3号(1991年)に「Let`t go to Malholand」のエッセイ書いてますね。ファイル引っ張りだして懐かしかった。氏新、あの頃って人生かがやいていたなぁ。あれって何らかのカタチで再現できないかな。本にするとか? HPに作ってくれるような時間のあるボランティア誰かいませんか? 氏新の原稿あるよ、まだ。

最近あまりドライブ行ってない。景気もよろしくないから若干控えめです。これからは徒歩の散歩が多くなるかな? ガソリンすこし値上がり? それでも安いんだけどね。

こないだのグルメな収穫! 外房の和田浦の、くじら料理「ぴーまん」。
和田浦は調査捕鯨の認められた日本で4か所の漁港のひとつ。¥2000のコースがオススメ。内容はびっくりするほどゴーカ! 子供の頃はふつうに鯨ベーコンとか食べれたのに(庶民でも)、いまでは貴重なクジラ肉。はっきり云ってオイシイ。〜シーシェパードに狙われるかも。
2月の房総半島は花いっぱい。大多喜ハーブ&ベジタブル・ガーデンのセール(エリカの目当て)、太東崎(灯台まわりの景色が典型的な岬の風景。水仙がいっぱい。九十九里浜の南端。)、ローズマリー公園なんかもキレイ。早咲き桜ももう満開。温泉は前出の大多喜のゴルフ場の温泉、気に入ってたのに閉鎖していた。(経営難?)これまた前出の滝見苑「ごりやくの湯」へ。前回の紅葉のときと違ってすいていた。静かだといいところ。ただ閉館の時間にうるさい店員が興醒めだったが。岬町から大多喜へ抜ける途中で道に迷い混んださいにパン屋の看板をみたエリカが、寄ってというので入店。すんごい地味な土地。古民家の蔵改造した店。「きょうはもう売り切れちゃって、最後のひとつです。」と若い夫婦。いちじくのパン¥700とはちょっとびっくりだったが、これもなにかの縁かもと購入。ウッディな喫茶風の店内なのでここで頂くことに。中身のこゆいパンはケーキみたいだ。ちっちゃいおんなのこ(3才だって)もいた。きけば東京から越してきて通販とかで商売してるんだとか。本格的な天然酵母無添加パンはなかなか食べごたえあって悪くなかった。300坪の庭つき蔵つき古民家は借屋だって。家賃聞いてみてビックリ。4万だって!まあ母屋はそうとう古いみたいだしね。自分たちでコツコツなおしていくんだって。まあ田舎暮らしに興味あるUJだが、うらやましくもあるが、寂しすぎて無理とも思う次第。最初は廃虚同然だったそうな。草苅やら虫とかで大変そうだね。茂原、一宮、大原あたりなら通勤圏かもだけれど。

映画:
20世紀少年〜第2章
3部作の中間というと、ちょっとダレ気味なのは、スター・ウォーズもそうだった。でもほとんどの観客は原作見てるんだろうから、いかに実写で再現してるかが見物。なんといってもカンナがいい。小泉響子もイイ。ケンジは出てこない。
ベンジャミン・バトン〜数奇な人生
生まれた時は老人の体で、年を重ねるごとに若返って行く男の人生。主演のブラッド・ピットも好演だが、私のリスペクト、ケイト・ブランシェットにあっぱれ!2人とも特殊メイクで若者から老人まで演じているところも凄い。とことん結末まで見せてくれるストーリーに好感!よく、最後は想像に任せる的な作品が多いでしょ? これはちゃんと死ぬまでやってくれるのよん。だから納得。見た気がするの満足するんだな。なかなか名作かも。フィッツジェラルドが原作。

BGM:Doors /ハートに火をつけて 1967
ロスにいちばん似合ってるバンドは、じつはドアーズでしょ、やっぱり。あっちで訪ねた日本人の友達がホテルまで送ってくれたときにカーラジオでかかったときにハマったな。ロスって以外に古い建物があるの。スペイン、メキシコ統治時代の雰囲気の。ハリウッド・ブルバードとか。夜でライトアップされてて、しかも雨。あっちじゃ滅多に降らない雨で。なんだかすごくドアーズに合ってた。〜勝手にイメージかもだけど、そういうのってあるじゃない? シスコ行った時は、デッドとかジェファーソンやジャニスがかかると(ラジオで)やっぱキマルし。N.Y.だとパティ・スミスやラモーンズだもんね! でも、それって逆に東京に来た外人が、勝手にY.M.O.だと思ってるのと同じなのかい?(古いか) そんなものかいシアワセだね〜の観光客でした。

カリフォルニア・ドリーミン Goo!

♪C.A. On my mind.  〜words by Yuro U.

成田からの便であまり眠れなかった僕は、LAXのエアポートのEXITを出たとたんに、信じられない程の日射しに出迎えられて、いつも軽い目眩を起こすのだ。

Hartzのオフィスで借り出した銀色のFord、スーツケースひとつをトランクに投げ入れて、おぼつかないハンドリングでやっとこさFreewayの、時速55マイルの流れに乗る。

Radioからは、Hip-HopがかったRithm and Blues、もしくはメロコア、Old Rock`n Roll、雲ひとつない空サングラスを出さなくちゃ、チャンネルかえたら、DOORS "Light My Fire"

★サビ 
I`m comi`n back to California. 
でも独りで来たのははじめて。僕の人生の証を今探したいから。

カーナビは付いているけど昔手に入れた、レンタカーの会社の地図のほうが頼り、あとは自分の記憶と土地カン、どうせそれ程かわってはいないだろう。

北へのグランド・ツアーの前に、Santa Monicaの町でLunchをとろうか、昔仕事で知り合ったJeffの居た、会社は今はもうないけれど。

かつては君がいたパッセンジャー・シートには、例の古い地図とカリストガのウォーターボトル、寂しくはないと云えばそれはウソさ、これから先の未来はかつて程明るくはないさ。

★サビ

サンフランシスコまでは一日でも着くけど、ゆっくり101号線を数日かけて、思い出を辿るよなセンチメンタルな旅だけど、今の僕にはこれが必然。

Malibu Beachをすぎて左に海を見て走る、Venturaから町は途切れいよいよ101、太平洋(Pacific Ocean)にこの州の強い太陽が落ちるまでに、Santa BarbaraでMoter innを探そう。。


〜作詞をしました。これはフィクションですが知っている景色を基にしています。最後にアメリカ行ってからもう10年経ってしまったです。どうだろうか、あっちも変化してしまっているのだろうか? また行きたいなぁ。(円高だからね。でも執行猶予中の身だと、どうなんだろう?大使館に問い合わせなくちゃかね?)

こないだは、Pのテスト・ドライブ。またしても茨城県。奥久慈の大子町。那珂インターからの118号は好きなルート。やっぱ最高!ミシュラン・タイヤ。いちばんのチューンはタイヤ換えること、って誰かがいってたよな。まさに。昼食は「湯葉の里」。豆腐系の料理なんて量は少ないだろ、と油断していたが、結構なボリューム。¥3200の懐石風コースが一番上なんだけど、内容もてんこもり、豆腐好きなら満足間違いなし。最初に料理を待つ間に出てくる豆腐は、お代わり自由なのだが、ここでお代わりし過ぎると、最後まで食べきれる保証ができないぞ。我々は一回お代わりしたが。小母ちゃんがお代わり勧めてくるからね。ここは予約しないとダメなときがあるって。結構団体とかで席がいっぱいになる。このあと天気が悪かったので、リセットのための散歩とかできなかったから、温泉でしょ。ふつうなら「森林のいで湯」なのだがこの日は定休日なので、ちょっと走って福島県に入り塙町の「ゆーゆーランドはなわ」へ。やっぱりすいてるし。なかなか景色のいい露天風呂。そして日が暮れてから大子町に戻り大子駅の近くの「軍鶏料理、弥満喜」へ。このエリアでは有名。いちど来たかったのだ。もちろん予約済み。古民家風のステキな店。一人前¥1600の名物「軍鶏すき」は2人前から。それと¥1500の「しゃも塩焼き」つまり焼き鳥串の盛り合わせ。エリカは地酒の冷酒。「軍鶏」(しゃも)ってすごく美味しい。しかも安い。またしてもお腹いっぱい。ここのお母さん(ママさん)ったら愛嬌あってかわいらしい。肉焼いてくれるよ。〜やっぱり茨城県はグルメ穴場である。

映画:ダージリン急行
訳あってインドを旅するドタバタ大人3人兄弟。日本の「やっぱり猫が好き」の三姉妹みたいな。B級映画のつくりがなんとなくヌーベルバーグ的。だけどコミカル・ミステリー・ツアー。なんとなく見た映画にしては当たり。インドの人々・景色なんてなかなか見たことなかったものね。

じつは私UJ、きのうバイクでこけました。久しぶりにバッテリー充電して、スタンドに向かう途中の近所の交差点、あのポリタンクの、妖怪マリナーゼの、ホテルの前の交差点です。ちょっとブレーキかけたらタイヤロックしてこけた。小学生みたくひざっこぞう擦りむいた。バイクもダメージ、こんど要修理。1日たって打ち身が痛くなって来た。きっと久々に乗ったのでカラダが鈍ってたんだわ。ださ。とろ。アホ。
それにしても、交差点で人が倒れてんのに(30秒以上は)、人通りけっこうあるのに、だれも助けに駆け寄ってくれないんだよ。自分でバイク起こして歩道までどかしたさ。なんかみじめだった。でもああいうときって、自分の体より先にマシンのダメージを気にしてしまうんだね。家に帰ってから痛みを感じて来た。ジーンズ脱いだら内側に血糊がけっこう付いていた。そのとき自分の傷見て気持ち悪くなった。風呂に入れない。
でも、大怪我でなくてよかったと、思うようにしよう。
人生いろんなことあるなあ。

BGM:CARS /Greatest Hits 1985
アメリカのテクノっぽいポップン・ロール5人組。よくアメリカでカーラジオでかかっていた。L.A.ではホントしょっ中かかるバンドで、毎日必ず2〜3回は聴いた。都市部のドライブに合うしね。でも茨城県の道には、あまり合わないかも。(演歌はいってる土地だから)〜そういう意味ではアメリカの田舎にはやっぱりカントリーやフォークがあうんだわ。


秋の思い出といえば、、 (オレゴン篇)

昼は暖かいけど夜寒いし、天気予報はあてにならないし。
すがすがしい秋晴れ、期待してるんだけど休みの日は大抵天気びみょー。

前回、「オレゴンケイブ」ってフレーズ出してしまったじゃあない。あのあと思い出してるんだな、なんとなくね。ほら、思い出の風景ってあるじゃない? 絵葉書や写真みたいに一場面がとくに記憶に残っていたりしない? 僕にとっての、Oregon Cave はね、鍾乳洞ってよりも泊まったホテルの中庭の風景だったりして。秋だった。日本の紅葉(もみじ)とかは無いからアメリカだから、おもに黄色い葉っぱ、がひらひら散っていたとおもう。ぐるっと建物が丸く取り囲んでいる中庭。そんなに広くない。真ん中に小さな噴水のような池があった。そしてベンチと、よくあるガス灯みたいな古風な電灯があるの。夜だったか、それとも曇った朝だったか。その池の風景を2階の窓から見下ろしているわけ。実際には池のところには下りていかなかったっと思う。ただあの電燈が灯っていたのが印象的でね。そのあと映画とかで時折外国の電燈みると(絵画にも時折出くわす)なんか奥のほうで刺さる気がするね。あれは確かにそこで見た風景だけど、湿った匂いとかも一緒に記憶に残っている。
あれは今のPARADOXはじめた年だったから今から12年前の秋だね。今までで一番ながい旅行だったあれが。ロサンジェルスで車かりて3週間旅したんだ。あのときは南はメキシコに近いサンディエゴから北はオレゴン州のポートランドまで行った。シスコから一気にポートランドまで走ったのはきつかったな、12時間以上。エリカと2人だったエリカは免許無しだから。そうそうあの中間あたりカリフォルニアとオレゴンの州境ちかくにカッコいい山があるの!Mt.シャスタ。4000メーター以上ある。ミネラルウォーターでクリスタルガイザーって知ってるでしょ?あれの取水地さ。ルート5ですぐふもとを通るから迫力の山容が見れる。ポートランドで数日過ごしたあとにまた南下してきて、各所で集めたパンフレットの中で気になったスポット「オレゴンケイブ」に寄って見ようってことになった。シャスタ山より手前で(州境の手前)5号を右折、つまり西海岸に出る途中の州道を10数マイルさらに看板の分岐から左折して山道を登るのだ。その分岐の町のガスステーション(スタンド)でほぼ夕暮れだった。パンフレットには鍾乳洞のとこにはシャトー(山のホテル)があると載っていたので、こんな下の地味な町のモーテルに泊まるよりシャトーのほうが風情があっていいよね、ってことで一応電話して予約を取った。ほんとは英語で電話するの苦手(今でも)だけど、もし山の上まで行って泊まれなかったら困るしね。なんかよくわかんなかったけど、オーケーって言ってたし、行ってみようってことで出発。アメリカの田舎はほんとにイナカだから。しかも日はすっかり暮れて落ち葉舞う山道を結構な距離を登っていったよ。動物注意の標識はどこにでもあるね。ほんと不安になるほど山深く何にも無い暗い山道を1時間かけて走ったとこにシャトーはあった。町じゃないホテルだけ、あたり真っ暗っていうかこのホテルやってるの?でんきついてないじゃん? かろうじてエントランスらしい外灯発見。古い。クラシック。アンティーク、な建物。大丈夫か?かなり不安。だって怖いんだから。こんなとこ泊まって無事に帰れるのか?玄関の扉は開いていた。こんな雰囲気だと鍵がかかっていてインターフォンで、って場合が多いんだけどアメリカは。大きな声で「ハアィ !] ちょっとおいて出てきた白人のママに、「電話したんです。今夜泊まれます?」って云ったら、ちょっと沈黙のあと「んーー、、オーケー。」ってスマイル。あーよかった、じらさないでよ。それにしても、ロビーはだだっ広いのに、だーれもいない。しかも暗い。満室ってわけもなく(秋はシーズン・オフでしょ)どちかっていえば、他に客いるんだろか? 初め通された部屋がなんだか広くて落ち着かないってことだったろうか(エリカが)、まあ気味があんまり良くなかった。ほかに部屋ありませんか?って云ったら、そこいらへんのドアあけて電気つけて見て好きな部屋にドーぞってことで。とにかく古いのよ。汚いってゆうのではなく、古めかしいの。たくさん部屋あってどれも決められないから、適当にあまり奥ではない、窓から明かりが差している小さめの部屋に決めた。値段のことなんか云ってなかったし、どうせたいしたこと無いはずだからね。そうか、外に面した部屋だと外は真っ暗なんだ。中庭には外灯が点いているから窓から明かりが見えたんだね。こんなホテルは初体験。荷物を運んでから食事のことを心配しはじめた。ホテルの外にお店なんかあるわけ無さそう。明かりは見えなかったもの。なんにも買ってこなかったよ。また僕、ママに尋ねるためにフロントへ。ママともうひとりちっちゃな女の子がいた。娘ね。なにか食事はある?ってきいたら、インスタント物つまりお湯かレンジで作るものしかないって。あとスナック菓子。ほんと山小屋なんだ此処。オーケー、一晩くらいそんなものでもいいや。ビールもなかった。コーラはあったけど。鍾乳洞は明日の一番のツアーを予定するかい?ってんで早く寝ることにした。だってテレビもないんだから。(我々その後何度か渡米してエリカがB&Bに泊まるのを希望してB&Bにはテレビがない所も多い事を知ったが)とにかくアンティークなシャトーだわ。百年近く経っていそうなかんじ。シャワーちゃんとお湯出たけど蛇口やカランなんかもアンティークで変わっていた。パイプ剥き出しだったりね。とにかく静かなホテル。いうまでもなく、あのママと娘しか朝までは誰にも会わなかった。その中庭に面した2階の窓から何度と無くカーテンをめくってはあの絵みたいな景色を見たんだと思う。池と街燈と落ち葉。時代トリップ、映画の中みたいだったな。しずかで長い夜。ちょっと寒かった。時おり風の音や、窓辺にある蛇腹の、お湯が流れてる暖房器の音がしていた。
朝、コーヒーとマフィンだったかドーナッツくらいは出る。ホント山と森しか見えない。すこし霧。チェックアウトはしないで、ケイブ・ツアーに出かける。なんとシャトーのすぐ向かいなの道挟んで。夕べは気付かなかったが、オフィス(ちょっとした土産小屋)がある。朝9時だったかな、土産屋オネーサンからチケット買う、ひとり$10くらい。ほかに両親と息子(白人)の3人組が来ていた。ガイドのオニーさん登場。若い!20歳くらいかな。自己紹介してジョークを云ったりしてるらしいが僕らわからん、うけない。どっからきた?とか話し掛けられたが、話半分くらいしか。なんか注意事項の説明してるみたい。ヘルメットを各自借りてかぶるの。本格的だ。合計6人だけのツアー・チーム。すこし遊歩道を登る。きれいに整備されたトレッキング・コースの先に入り口の扉があった。鍵かけてあるんだ。お兄さん鍵開けてから照明のスイッチいれて進む。人が掘った随道をしばし行くとだんだん天然の洞窟らしくなってきた。ところどころで止まって説明してくれる。僕らは3人ファミリーのあとから付いて行く。つぎつぎエリアごとに照明のスイッチをオンオフしていくから、僕らの後ろは闇。けっこう長いコースだ。全米で4番目っていうからやっぱりスケールでかいんだろうね。中広いよ。だんだん広い空間になっていく。地底湖や滝もある。鍾乳石、ツララ状のでっかい柱とか。広すぎる空間は照明が奥まで届かないほど。あまりくわしく覚えてないけど、とにかく長かった。まだ歩くの?ってほど。地上に出た時には2時間くらい経っていたもの。日本のと違うのは、勝手に廻れないこと。ガイドさん同行のシステム。ほんとなるべく自然のまま手付かずにしている。UJ高校の修学旅行で山口の秋吉洞にもいった。あそこが日本では一番大きかったけど、きっとスケールも此処の方が上だろうね。ケンタッキーとかのはもっとすごいらしいけど。出てきたら天気がよくなっていて、黄色く色ずいた山々がキレイだった。人里はまったく見えない、どこまでも山が続いてる。シャトーの宿泊代も安かった。ジャンクフード代入れてもね。このあと土産物屋界隈は多少人出も増えてきたみたい普通に。(多少ね)あんまり泊まる人はいないだけだ。スキー場とかもないから真冬はクローズだろうか。日本の観光地みたいに余計なものは何もないの。なるべく自然のまま、を楽しむんだね。
〜たしかこのあとは、西海岸ずたいに1号線をサンフランシスコ方面に行ったんだっけ。そうそう、海岸沿いはすごい霧がでていたんだずーと。ユーリカでゲットしたパンフレットにあった、フェーンデイルのすんごく可愛いB&Bに泊まったんだっけ(日本人は初めて来たって言ってた)。フリーウェイじゃない1号線(一般国道、をハイウェイという)だと、シスコまで遠かったな。レッドウッド国立公園を通過しちゃったけど、見ればよかった。何にもないようで、そんなことはないアメリカの田舎。いちいち観光ポイントはある。日にちが足りないよね。(シスコには長期滞在したかったから。)

このはなしにオチはないのだ特には。
なんか思い出したからね、書き留めたくなっただけ。また行くなんてことは、絶対ないだろうから同じとこへは。アメリカ、ため息が出るような風景にたくさん出くわしたよ。思い出してサカナにできるほど幸せだったなぁ。また、アメリカのこと書いていい?

映画、「パンズ・ラビリンス」久々の傑作だった。
話にきいてたけど、たしかにエグイ場面が多いけど(Rー12指定)、それだけに幻想的な場面が引き立っているのかな。童話ファンタジーのようだけど、かなり大人向け。ヒロインの少女、ずば抜けて可愛い訳ではないのだが、なんか魅力的。ロリコンならずとも、男性にこそオススメだな。絵的に美しい。スペイン風アリス物語。見終わったあとの余韻も、いいさじ加減。(ただし、かなりスプラッターホラーですよ)

BGM: U2 /The Best Of U2 1980-1990 ,1998
正直いままでCDいちども買ったことない。TSUTAYAでレンタル、なんとなく聞いてみたら、こりゃあイイ!まあ半分予想どうりに、見直したってワケだ。俺でも知ってる「New Year`s Day」のブレイクが83年だから、もうすぐ四半世紀?ついこないだのようなんだけど。今となっては超メジャーでベタなんだけが、はじめはパンクっぽくて男気バンドだったなあ。BONOはいい活動してるけどね。

カリフォルニアに帰りたい!

今朝もや〜な夢で目覚めた。
以前超忙しかった頃は寝てて夢なんか見なかったな。あれから(拘束by国家権力)よく夢見るようになった、また。幸いにも不眠症ではないし、違った意味でよく寝てるってことみたい。どうせ見るなら、リゾートで癒されてる夢、なんかがいい。
 今日は店ひまだったし、天気もイマイチだったし、なんか空想モードで、アメリカ行ってたときのこと、思い出してた。

L.A.からレンタカー借りて101号線を1時間半くらい北上するとサンタバーバラって町があるの。メキシコ時代に出来た町並みだからスペイン風のきれいな街。ま、その街も大好きなんだけど、サンタバーバラよか数マイル手前のサマーランドってとこのB&B(ベッド&ブレッグファストつまり民宿みたいなプチホテル)に泊まったのさ12〜3年前かな。海あってフリーウェイあって鉄道の線路通ってて後ろは山って地形で。ホテル以外には数件建物あるだけの模型みたいな町ってゆうか村っていうか。まだ午後早い時間にチェックインしたの。で、B&Bってモーテルなんかより気が利いてて、よくアフタヌーンティーフリー(勝手にやるように用意してある)あるんだけど、そこはワインとオードブル用意してあるわけ。もちろん勝手に飲み放題食べ放題。テラスで海みながらちびちびやってたの。
思えば、ああいうのを至福の時っていうのかな。カリフォルニアの午後だよ。チーズとかサラダとかタダだと思うからなのか、おいしくってね。沖にはサンタクルーズ諸島だっけか(ちがったらゴメン)島いくつか見えるし。他のひとたちいないし(結果貸切)あんな素敵なとこってなかなかないよ夢みたい。ま地味な場所なんだろうけどアメリカでは。実際いろんなとこいったけど、なぜか思い出してしまう場所なんだなあそこは。そのあとジャグジーに入ったし(露天風呂好き!)。その日はディナーに出かけずにずっとホテルで過ごしたの(いっぱい頂いちゃったから満腹)。夜にはまたデザート(ケーキとワイン)がサービスだった。ここはグルメホテルなのね、と思ったのにケーキのお味はクレイジーで残してしまった。アメリカンな味ってこう?と思いきや隣の部屋もその隣も残したケーキが廊下においてあった訳だ。やはりクレイジーな味だったのだな。翌朝の食事は大丈夫だったけど。(グッドだった)
高級ホテルじゃなくても、じゅうぶんリゾート気分だったよ。隠れリゾート、穴場。
(2人で1泊$100くらいさ)
またああいうとこ行って、まったりしたい。時間がゆっくりてえのがいいな。
なかなかあんな場面にうまくはまれない。至福の時よもう一度。
 あ〜あ、なかなか外国なんか行けないよな、もう。 空想ばっかりだ。

BGM:Neil Young/ディスカウント屋で買った企画もののベストみたいなの。70年代の曲
        ああウエストコースト(息)。

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